業務用としてLPガスをご使用中の皆さまへ
業務用をご使用の方へ
日頃から換気を必ず行ってください
使用最大量3m³/h以上のメータが取り付けられていて、従業員が10名以上のところでは「LPガス保安連絡担当者」を選任してください。
担当者の役割
- 当社と連絡を取り合う窓口となります。
- ガスの使用上の注意事項や正しい使用方法を従業員にお知らせします。
- 始業時・終業時にガスメータやガス栓・器具栓のチェックをします。
「もしも」の時は
※万が一、LPガスによる災害が発生した場合にもご連絡ください。
- お客さまにガス漏れを知らせて、風上の安全な場所へ避難誘導する。※あらかじめ誘導担当者を決め、非常口の避難経路を決めておいてください。
- 当社へのご連絡の際は氏名・住所・状況などをお知らせください。
- 当社の点検を受けるまではガスを使わないでください。
ガス機器を使用する際には必ず換気(給気と排気)をしましょう
※業務用厨房施設において、CO(一酸化炭素)中毒事故が頻発しています
CO(一酸化炭素)は無色・無臭の気体であり、吸い込んでしまうと、軽症の場合は頭痛・めまい・麻痺等の中毒症状となり、高濃度のものを吸い込んでしまうと、最悪の場合は死に至ることもあります。
業務用厨房ガス機器によるCO(一酸化炭素)中毒事故のほとんどが換気設備を適切に使用していない(スイッチの入れ忘れ等)ことが原因となっています。
業務用厨房ガス機器は、プロ向けであるため、ガス消費・使用頻度が多いことや機器の劣化により、高濃度のCO(一酸化炭素)が発生する可能性が高くなっています。
業務用換気警報器の設置をおすすめします。
経営者の方はもちろん、業務用厨房ガス機器を使用されるすべての方(アルバイト等を含む)には、以下の点について徹底していただくようお願いします。
- ガス機器を使用する際には、必ず窓を開けるか換気設備を稼働させてください。
- ガス機器の火がつきにくい、異臭がする等の際には、至急等営業所の点検を受けてください。
- ガス機器の給排気口や排気装置の吸い込み口は油やほこりがたまります。定期的に清掃してください。
- 業務用換気警報器の設置、CO(一酸化炭素)濃度の測定、排気ダクト等の換気状況、機器の排気部のスス、つまりなどについても、当社にご相談ください。
- 点火時やご使用中に火が消える場合は、安全装置が作動している可能性がありますので、再点火は行わないで直ちに使用を中止し、当社にご連絡ください。
半密閉式燃焼機器をご使用の方
※業務用厨房施設において、CO(一酸化炭素)中毒事故が頻発しています
半密閉式燃焼機器をご使用の方は必ず排気筒(煙突)と給気口(空気取り入れ口)を設置してください。
給気口はふさがないでください。
排気筒(煙突)の中に鳥が巣を作り、排気を妨げる場合があります。そうした心配のある場合には当社に点検を依頼してください。※排気筒(煙突)には、鳥の侵入を防ぐ防鳥網付きのタイプもあります。
ご要望により、CO点検を実施いたします。
不完全燃焼防止機能が付いていないガス機器又は老朽化したガス機器は、早めに交換してください。
ガス警報器のご使用にあたって
警報器が適切な位置に設置されているかを確認しましょう。
警報器の電源プラグは常時コンセントに差し込んでおきましょう。
警報器の周りに物を置かないようにしましょう。
警報器が交換期限内のものかを確認しましょう。
警報器がガスメーターと連動していれば、気づかなくても自動でガス漏れを検知してガスを止めることができるので事故防止の効果が高まります。
共同住宅、学校、病院などの人が多く集まる施設、地下室等に燃焼機器が設置されている場合には、原則として法律によりガス警報器(LPガス用)の設置が義務付けられています。