高山石油ガス株式会社

屋台・イベント等でLPガスをご利用の皆さまへ

LPガスを安心・快適にお使いいただくために

LPガスを安心してご使用いただくためには、LPガス及びガス機器などについて正しくご理解いただくことが大切です。このページは、質量販売(キャンプやお祭りなど)によるLPガスをご使用になるお客さまに、LPガスの正しい使用法をわかりやすくまとめたものです。LPガスをご使用の前にかならずご一読ください。なお、ガス機器の使用方法などの詳細はガス機器の取扱説明書や警告表示などをご確認ください。

LPガス設備の管理

LPガス設備の管理

LPガスの消費設備(容器からガス機器まですべて)は、お客さまご自身の責任で管理し、安全にご使用ください。

  • 工業用や船舶内用にご購入されたLPガスを一般消費用に使用することはできません。(法律による使用制限)

LPガスの性質

お届けしているのはLPガスです。

空気よりも重い

LPガスは空気よりも重いため、もしガスが漏れたら、特に下の方の風通しを良くしてガスを屋外に追い出しましょう。

ニオイをつけてある

LPガスそのものは無色無臭ですが、漏れたときにわかるようにガス特有のニオイ(異臭)をつけてあります。

燃焼には空気が必要

LPガスが燃焼するためには空気(酸素)が必要です。室内でガスを使用するときは、十分に換気をしてください。換気が不十分な場合は、不完全燃焼を起こしCO(一酸化炭素)が発生しますので十分注意してください。

LPガスの取り扱い

LPガスの取り扱い

容器は平らな場所で、コンクリートなどの式台に置くなど、絶対に倒れないようにしてご使用ください。また、直射日光を避けてご使用ください。

ガス機器のそばには、燃えやすいものを置かないでください。

着火は目で確認してください。着火を行うときは、必ず目で確かめながら器具栓を回してください。

ガスの炎は、青い炎でご使用ください。赤っぽいのは不完全燃焼をしているので危険です。

マッチ等にて点火する場合には、マッチ等を先に点火してから器具栓を開いてください。

使用中はその場を離れないでください。風や煮こぼれなどで火が消えることがあります。ご使用中は決してその場を離れずに、火が消えないように十分注意してください。

消火は確実に行ってください。消火を行うときは、必ず目で確かめながら器具栓を回し、消火を確認してください。

ご使用後は器具栓、容器バルブを完全に閉めてください。(ガス栓が付いている場合はガス栓も閉める)

容器保管のご注意事項

風通しの良い、日陰などの屋外に保管する。

容器が倒れないように平らな場所に立てて保管する。

付近の火気から、2m超離れた場所に保管する。

使用後は容器バルブが完全に閉まっていることを確認する。

容器運搬のご注意事項
容器運搬のご注意事項

原則まっすぐ立てる。

転倒・転落しないよう、荷台の前方によせ、ロープなどで固定する。

容器や容器バルブに衝撃を与えたり、粗暴な取り扱いはしない。

車の振動により、容器バルブが緩むことがあるので、ときどき点検して緩みがあるときは強く閉める。

一般の車両での運搬は最大LPガスボンベ10kgx2本までです。(20kgx1本は不可)

万一、運搬中にガス漏れがあった場合の措置について

  1. 容器バルブが緩んでいないか確認してください。※容器から大量に漏れた液体に触れると、凍傷になる恐れがあります。容器バルブを閉める際にはご注意ください。
  2. 風通しを良くし、絶対に火気を使用しないでください。
  3. 車両のエンジンを直ちに止めてください。
  4. ガスが漏れている容器と他の容器は離してください。
  5. 付近にいる人を風上へ避難させてください。
  6. LPガス販売店、保安機関(緊急時の連絡先)または消防署などに連絡し、その指示に従ってください。
不要になった容器の処分

不要になった容器は、購入されたLPガス販売店へ処分を依頼してください。

不要になった容器の処分
  • 上記の他に、カップリングつき機器を使用した25リットル(10kg)以下までの容器があります。

LPガス容器をゴミと一緒に捨てないでください

  • LPガスが残っている容器をゴミとして捨てると、収集車や処理場でガス爆発などの災害を招き、とても危険です。また、捨てた場合は法律により罰せられます。
容器検査について

LPガスの容器は法律により、定期的に都道府県の登録を受けた容器検査所で検査を受ける必要があります。

検査は容器本体に朱書きされた「充てん期間▢-◯」(▢は年、◯は月)の期限内に行いましょう。(表示された年月をすぎると、その容器にLPガスを充てんすることができません)

LPガス関連機器の取り扱い

ゴム管について

ガス栓に適合するLPガス用ゴム管または専用ホースを使用してください。

ガス漏れ防止のため、湯沸かし器や風呂釜などの固定式の燃焼機器とガス栓の接続にゴム管を使用することは禁止されています。

ゴム管は、過度に長いものを使用しないでください。

ゴム管は、ガス栓の赤い線のところまで差し込んで、ホースバンドでしっかり止めてください。

ゴム管は、物かげを通したり、折り曲げたりしないでください。

三つ又は危険なので、絶対に使用しないでください。

ゴム管はときどき点検し、ひび割れや焼け焦げなどの発生しているゴム管は使用しないでください。ゴム管からのガス漏れの点検は、石鹸水を塗り泡が出るかで分かります。(泡が出た場合は、すぐに新しいゴム管に取り替えてください)点検後はきれいに拭き取ってください。

ガス機器について
ガス機器について

LPガスには、必ずLPガス用ガス機器をご使用ください。※都市ガス用ガス機器は使用できません。

ガス機器は、取扱説明書をよく読んでから、正しくご使用ください。

ガス機器のお手入れ

  • ガスコンロなどの目詰まりは、不完全燃焼の原因となります。ときどき器具ブラシなどで掃除をしてください。
  • ガス機器(コンロなど)のお手入れなどで、ネジなどを取り外す必要がある場合は、ご自身でお手入れせずに、必ずLPガス販売店へご連絡ください。
  • 新しくガス機器をご使用の際にはLPガス専用の機器であることを確認してください。

LPガスを屋内で使用する場合のご注意

LPガスを屋内で使用する場合のご注意

使用する容器は20リットル(8kg)以下の物をご使用ください。(法律による使用制限)
カップリング付容器以外の容器で8リットル(2kg)を超えて(5kg,8kg等)使用する場合は、LPガス販売店に接続を依頼してください。

  • LPガスを屋内で使用する場合は、必ず「家庭用周知文書」をお読みください。
  • カップリングつき容器を使用した場合は、25リットル(10kg)以下まで使用することができます。
  • ガスが燃えるためには、新鮮かつ、たくさんの空気を必要とします。換気が十分に行われないと、酸素不足や室内に排気ガスが充満して不完全燃焼を起こし、有害なCO(一酸化炭素)を発生する恐れがあるため、大変危険ですので、十分な換気をしてください。

もしもガスが漏れたら

ご使用中はガス漏れ(LPガスのニオイ、ガス漏れのような音)に注意してください。ガス漏れに気づいたときは、慌てず適切に対処するよう心掛け、以下の要領で行動してください。

  • 火を全部消す。
    ※マッチをすったり、タバコを吸うなど発火の原因となる行動をしない。
  • すぐに器具栓や容器バルブを閉める。時計と同じ右回しです。
  • 付近にいる人を風上へ避難させる。
  • LPガス販売店、保安機関(緊急時の連絡先)または消防署などに連絡し、その指示に従ってください。
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